ACM(エーイーコム・テクノロジー) FY2026 Q2 決算説明会
決算電話会議(Earnings Call)の日本語要約と逐次翻訳
決算発表日:
決算ハイライト
四半期末: 2026年3月31日 前年同期比 (YoY) は同四半期の前年実績との比較です。
- 売上高
- $3.80B
- +0.8%
- 営業利益
- $252.2M
- +0.6%(利益率 6.6%)
- 純利益
- $179.9M
- +25.4%
- 希薄化後 EPS
- $1.39
- +28.7%
全体要約 (Summary)
シニア・アナリストとして、AECOM(ACM)のFY2026第2四半期決算電話会議の内容を以下の通り要約します。
AECOM FY2026 Q2 決算要約
1. 決算の要旨(全体的な業績と評価)
当四半期は、動的な市場環境下においても、NSR(純サービス収益)マージン、調整後EBITDA、および調整後EPSがいずれも第2四半期として過去最高を記録する極めて堅調な決算となった。最大の特筆すべき点は、受注残(バックログ)が8%増の過去最高水準に達していることである。デザイン部門の成長が利益率向上を牽引しており、戦略的な投資(AI等)を継続しつつも、高い収益性を維持している。
2. セグメント別・地域別の動向
- 米州(Americas): 非常に強力な成長を継続。最も収益性の高いデザイン事業が8%増を記録。米国のインフラ投資法(IIJA)による資金活用と、国防関連の需要が強力な追い風となっている。
- 国際(International): 地域により明暗が分かれた。
- 好調: 英国(水・エネルギー分野)および豪州(国防・交通インフラ)は、堅調な需要により成長。
- 停滞: 中東およびアジアは減収。特に中東は地政学的リスクの影響でNSRが約100bps押し下げられたが、受注残は増加しており、下半期の回復を見込む。
3. 経営陣が強調した戦略、成長ドライバー
- 独自のAI活用: AIは単なる効率化ツールではなく、「競争優位性の源泉」として位置付けられている。大型案件(エネルギー分野等)の受注においてAI提案が決定打となっており、案件の範囲拡大やマージン改善に寄与している。また、AI技術により、これまで参入が難しかったヘルスケア等の新市場への進出も可能にしている。
- エネルギー・データセンター需要: ハイパースケーラー(巨大クラウド事業者)によるAIインフラ投資が急増しており、データセンター関連の設計・管理需要が急成長している。また、核融合発電分野においても、将来的に数億ドル規模のNSRを見込むなど、次世代エネルギーへの布石を打っている。
- 国防(Defense): 米国国防関連のパイプラインが50%増加しており、極めて強力な成長ドライバーとなっている。
4. アナリストの質問と回答の重要点
- 中東のリスクとキャッシュフロー: 中東の地政学リスクによる収益への影響はあるが、非支配持分(NCI)の構造により利益への影響は限定的である。また、中東での支払遅延問題は第3四半期に解消に向かっており、キャッシュフローへの懸念は低い。
- AI投資のマージンへの影響: AI関連の投資は、今期マージンを約66bps押し下げる要因となっているが、これは計画通りの戦略的投資である。長期的には、業務効率の向上と受注機会の拡大を通じて、マージンの上昇(レバレッジ)をもたらす見込み。
- 受注残の消化(Burn Rate): 受注残の積み上がりに対し、収益化のスピード(Burn Rate)への懸念があったが、下半期にかけてデザイン事業の加速および中東案件の立ち上がりにより、ガイダンス達成に向けたペースアップが見込まれる。
5. 今後の見通しとガイダンス
好調な業績と記録的な受注残に基づき、通期業績予想を今年度2度目の上方修正を発表した。
- 調整後EBITDA: 前年比 +7% 増(中点ベース)
- 調整後EPS: 前年比 +14% 増(中点ベース)
- NSR成長率: 通期で 4%~6% を想定(ワークデーの影響を考慮。影響を除くと6%~8%の見込み)。
【投資家への示唆】 AECOMは、インフラの「量」だけでなく、AIやエネルギー転換といった「質」の高い成長領域へシフトすることに成功している。中東の地政学リスクという不確実性は残るものの、記録的なバックログと戦略的投資(AI・国防・エネルギー)が、高い成長の視認性(Visibility)を担保している。
逐次翻訳 (Faithful Translation)
オペレーター
お待ちいただきありがとうございます。これより、AECOMの2026年度第2四半期決算電話会議を開始いたします。背景ノイズを防ぐため、すべての回線はミュートに設定されています。経営陣による説明の後、質疑応答セッションを行います。
ご質問は、1回につき1件まで、フォローアップ(追加質問)も1回までとさせていただきます。この時間中に質問をされる場合は、電話機のキーパッドで「*」を押した後に「1」を押してください。質問を取り下げたい場合は、再度「*」と「1」を押してください。ありがとうございます。
それでは、財務および投資家広報担当シニア・バイス・プレジデントのWill Gabrielskiに進行を代わります。始めてください。
ウィル・ガブリエルスキー
オペレーター、ありがとうございます。本日提示するプレゼンテーションの1ページ目にあるセーフハーバーに関する声明にご注目ください。本日の議論には、将来の事業および財務予測に関する将来予測に関する記述が含まれています。実際の業績は、SEC(証券取引委員会)に提出された定期報告書に記載されているリスクを含む、さまざまなリスクや不確実性により、本日の将来予測に関する記述で予測されている内容と大きく異なる場合があります。
法律で義務付けられている場合を除き、当社は将来予測に関する記述を更新する義務を負いません。当社のプレゼンテーションでは、特定の非GAAP財務指標を使用しています。適切なGAAP(一般に認められた会計原則)による調整内容は、当社のウェブサイトに掲載されている資料に組み込まれています。成長率は、特記のない限り、前年同期比で提示されます。
セグメント・マージンまたはセグメント調整後営業マージンへの言及は、米州(Americas)セグメントおよびインターナショナル(International)セグメントの業績を反映したものとなります。
ウィル・ガブリエルスキー
売上高および売上高成長率について議論する際は、パススルー収益を除く収益として定義される、純サービス収益(NSR)という用語を使用します。NSR成長率は、特記のない限り、固定為替レートベースで提示されます。本日の説明は継続事業に焦点を当てます。本日の電話会議では、最高経営責任者(CEO)のTroy Ruddが、当社の主な成果、戦略、および事業の見通しについて概説します。
社長のLara Poloniが、主要な業務上の成功と優先事項について説明します。最高財務・運営責任者(CFOO)のGaurav Kapoorが、財務業績と見通しについてより詳細に説明します。最後に質疑応答セッションを行います。それでは、Troyに代わります。
Troy?
トロイ・ラッド
ありがとう、Will。そして、本日参加してくださっている皆様、ありがとうございます。当社の第2四半期の業績は、私たちのチームの強靭さと回復力、そして世界中で最も象徴的なインフラプロジェクトを実現することへの注力を示すものです。業績について説明する前に、ENR社によって、輸送、施設、および水市場におけるナンバーワン企業として、私たちが再び選出されたことを強調しておきたいと思います。
当社の業界におけるリーダーシップ、専門家への投資と技術的な卓越性、インフラ分野の専門知識、そして強固な顧客関係は、当社の競争優位性と、お客様に提供する比類のない価値において極めて重要です。業績に目を向けますと、ダイナミックな市場環境にもかかわらず、NSRマージン、調整後EBITDA、および調整後EPS(1株当たり利益)は第2四半期として過去最高を記録し、受注残高は8%増加して過去最高となりました。NSRの増加は、最も収益性の高い米州のデザイン事業における8%の成長によって牽引されました。
トロイ・ラッド
セグメント調整後営業マージンは50ベーシス・ポイント増加して16.5%となり、これは私たちが顧客に提供する高い価値、効率性への注力、そして戦略の恩恵を反映しています。これらのマージンを通じて、当社は戦略的優先事項への投資を行い、その恩恵を享受し始めています。これには、独自のAIの活用や、アドバイザリー業務の拡大が含まれます。受注残高は当四半期に過去最高に達し、これにより将来の業績の見通しがさらに高まりました。
これは、デザイン事業における受注・消化比率(book-to-burn)が1.2倍であったことによって推進されました。この業績は、多くの市場における強力な構造的成長需要と堅調な資金投入、および継続的な高い勝率の組み合わせを反映しています。これは、当社の優位性が最も大きく、勝率が一貫して最も高い、当社の最大規模の案件において特に顕著です。
トロイ・ラッド
独自のAIの開発と展開についてですが、当社はすべての主要な内部マイルストーンを達成しており、投資は当四半期中に予定通り拡大しました。重要な点として、プロジェクトや顧客への納品物へのAIの導入は急速に拡大しており、当社のチームによって特定されたユースケースの数も同様に増加しています。AIがAECOMにどのような利益をもたらしているかを示す最良の指標は、当社の大型案件の獲得です。最近、主要なエネルギー顧客の多額の再契約(recompete)において、当社の独自のAIソリューションがプロジェクト提案の中核的な要素となり、当社の競争優位性となりました。
特筆すべきは、この契約には、顧客により大きな価値を提供するためにAIを展開する際、当社がその価値を回収できる特定のメカニズムが含まれていることです。エンドマーケットに話を移します。米国では、需要と資金調達の両方の環境が強力です。
トロイ・ラッド
IIJA(インフラ投資・雇用法)による資金の半分以上がまだ未支出であり、当社の主要な顧客や市場セクターのいくつかにおいては、その数字はさらに大きくなっています。この資金調達のプラスの効果の一例は、オハイオ州のブレント・スペンス橋プロジェクトです。フェーズ1における当社の強力な実績が、第2四半期におけるフェーズ2の相当規模な契約獲得に繋がりました。前四半期に強調した通り、米国の国防への投資も急速に拡大しています。
当社の単一最大の顧客である国防省(Department of War)とのパイプラインは50%増加しました。大統領の1.5兆ドルの予算案は、当社が支援する主要分野における国防支出の加速を示唆しています。これには、当社が陸軍および海軍の主要なプロバイダーである施設関連業務の大幅な増加が含まれます。カナダでは、NSRの成長は引き続き強力であり、すべての市場セクターにおいて広範に展開しています。
トロイ・ラッド
当社はこの市場において指導的な地位を維持しており、最近の国および州による資金提供の表明は、この成長が継続するという当社の自信を裏付けるものです。インターナショナル・セグメントに話を移します。英国では、AMP8およびGreat Gridプロジェクトにおける活動の加速に導かれ、水およびエネルギー分野の継続的な強さにより、成長はプラスに転じました。しかし、この強さを一部相殺しているのが、輸送市場における継続的な弱含みです。
長期的には、輸送への投資の必要性は否定できないものです。オーストラリアでは、トレンドが改善し、受注残高は数年ぶりの高水準に達しました。これには、30億ドル規模のAUKUSパートナーシップおよびその他の防衛投資を支える、注目すべき一連の案件獲得が含まれています。防衛に加えて、輸送関連業務のパイプラインも拡大しており、これは2027年以降に向けて好材料です。
最後に、中東についてお話しします。
トロイ・ラッド
短期的な不確実性にもかかわらず、当社は引き続き高い割合で案件を獲得しており、四半期終了後も強力な受注が続いています。同地域における米国の軍事インフラの修復、強化、および拡張には、推定400億ドルから500億ドルの支出が必要になる可能性があり、これは当社にとってさらなる成長機会となります。年内の見通しに話を移します。当社は、今年に入って2度目となる通期利益ガイダンスの引き上げを行います。
このガイダンスの引き上げは、年初来の強力な財務実績、記録的な受注残高、中核市場における強力な資金調達、および戦略的イニシアチブの遂行を反映したものです。当社のガイダンスには、現在も続く紛争の解決のタイムラインが不明確であることから、中東に関連する不確実性が組み込まれています。
トロイ・ラッド
更新されたガイダンス範囲の中間値において、調整後EBITDAは前年比7%増、調整後EPSは14%増を見込んでいます。これらを総合すると、当社は記録的な受注残とパイプラインを背景に、一貫して強力な実績を出し続けており、引き上げた通期ガイダンスの達成、および当社の長期的な戦略的・財務的目標の達成に自信を持っています。それでは、ララに代わります。
ララ・ポローニ
ありがとう、トロイ。当社のチームは、技術的な卓越性、市場セクターおよび専門分野にわたる強力なコラボレーション、そしてクライアントに比類のない価値を提供することへの注力によって、市場での差別化を継続しています。これらの属性は、当社の記録的な実績の主要な原動力です。これが最も顕著に現れているいくつかのトレンドを強調したいと思います。
第一に、クライアントはAIインフラに記録的な額を投資しています。当社の専門知識は、資産の概念段階から、環境許認可、用地選定、デューデリジェンス、ステークホルダー・エンゲージメント、ならびに設計、プロジェクト、プログラム管理を含む最終的な引き渡しまで多岐にわたります。当社のハイテク事業は、特に米国において最も急速に成長している事業の一つです。特筆すべき点として、当四半期中に、成長を加速させる位置付けとなる主要なハイパースケーラーとの関係を拡大しており、この市場全体で同様の機会がいくつかあると考えています。
第二に、電力需要は増加し続けています。
ララ・ポローニ
私たちは発電の全工程(スタック)にわたって事業を展開しており、新興分野においても主導的な地位を確立しています。強調したい領域の一つは核融合であり、今後数年間で9桁(億単位)のNSR(純サービス収益)をもたらすと期待しています。これには、Type One Energy社およびTVA社との米国での継続的な業務に加え、第2四半期に英国のSTEP核融合プログラムの設計および技術サービスの提供に選定されたことが含まれます。これら2つのプログラムは、世界で最も進んだ核融合プログラムの一つであり、エネルギーセクター全体における当社の数十年にわたるリーダーシップが、当社の地位確立に不可欠な役割を果たしました。
強調したい3番目のトレンドは、リコンピート(再入札)における極めて高い成功率であり、これは当社の技術的専門知識の強さとクライアント満足度の高さを示す優れた指標です。
ララ・ポローニ
当社のリコンピートにおける勝率は90%を超えており、さらに、これらのリコンピートにおけるクライアントの支出において、より大きなシェアを獲得できています。これは、当社の市場における獲得可能シェアの拡大という焦点と一致しています。環境セクターにおいては、過去数ヶ月間にグローバル・エネルギー企業との間で行われた2つの主要なリコンピートが、この状況をよく物語っています。これらの受注のうちの一つでは、当社の業務範囲は前回の契約よりも大幅に拡大しています。
この結果は、前回の契約における当社の強力な実績を反映しているだけでなく、AIを含む戦略的投資を通じて将来提供する予定の価値も反映しています。もう一方の受注では、当社の技術的専門知識と規模によって競合他社に対して際立ちました。最後に、当社のアドバイザリー事業は、事前の予想通り、3年以内にNSRを倍増させる軌道に乗っています。
ララ・ポローニ
重要な点として、インフラ主導の専門知識をクライアントにもたらすことで、当社は従来のコンサルティング競合他社と差別化されており、クライアントの最も重要な案件において、世界中でこれらの企業を常に打ち負かしています。いつものことながら、能力を強化し、クライアントにより良いサービスを提供し、ステークホルダーや地域社会に提供できる価値を高めるための投資に活力を得ている当社のプロフェッショナルを、非常に誇りに思います。その結果、ビジネス全体で持続的かつ強力な実績が得られ、将来の成長に対する明確な予見性が得られています。それでは、ガウラブに代わります。
ガウラブ・カプール
ありがとう、ララ。第2四半期の実績および通期ガイダンスの引き上げが示している通り、ビジネスは当初のガイダンスで想定していた期待を上回っています。当社の実績の中で強調したいトレンドがいくつかあります。第一に、当社は引き続きすべての主要指標において成果を上げています。
なお、今四半期は中東の紛争の影響により、NSRに対して約100ベーシスポイントの逆風がありました。念のため申し上げますと、当該地域には膨大な連結合弁事業があるため、売上高への影響は不釣り合いに大きくなりますが、強力な利益成長が示す通り、利益への影響ははるかに限定的です。第二に、強力なマージンの超過達成が引き続き当社のビジネスの特徴となっています。一貫した業界をリードする収益性を基盤として、当社のセグメント調整後営業利益率は前年比で50ベーシスポイント増加しました。
ガウラブ・カプール
私たちは引き続き、戦略的優先事項に投資するための余力を生み出し続けており、通期のマージン拡大目標に向けて順調に進んでいます。最後に、当社の受注残とパイプラインは、米州およびインターナショナル両セグメントの成長を含め、過去最高水準にあります。実際、当社のパイプラインは3四半期連続で2桁成長しており、これが長期的な予見性を提供しています。受注残とパイプラインの双方が、下半期およびそれ以降の強力なNSR成長という当社の期待を裏付けています。
米州に話を移します。設計事業のNSRは、強力な受注残の遂行と好調な市場トレンドの活用により、8%増加しました。
ガウラブ・カプール
調整後営業利益率は60ベーシス・ポイント上昇して20%となり、10%の営業利益成長に寄与しました。これは、事業全体における運営効率の向上への継続的な注力と、当社の優位性を拡大するために行っている投資の高い収益率を反映しています。海外セグメントに目を向けると、NSR(純売上高)は2%増加しましたが、固定為替レートベースでは3%減少しました。英国およびオーストラリアでの成長は、中東およびアジアでの減少によって相殺されました。
当社の調整後営業利益率は前年と同水準の11%を維持し、営業利益は2%増加しました。海外セグメントにおける受注残は25%増加して過去最高を更新し、案件のパイプラインも同様に過去最高に近い水準を維持しています。これは、海外での成長が今後数四半期で改善するという当社の予想と一致しています。次に、キャッシュフローと資本配分について説明します。
ガウラブ・カプール
第2四半期には、自社株買いおよび配当を通じて株主に1億5500万ドルの資本を還元しました。第2四半期のアンダーライン・キャッシュフローは当社の予想通りでしたが、中東事業における支払タイミングの遅れ、および特定のプロジェクトにおける想定より長いクレーム解決期間によって相殺されました。重要な点として、中東における回収は第3四半期にはすでに回復しており、当社は強力なフリーキャッシュフローを提供してきた実績を示しています。その結果、本年度のフリーキャッシュフローのガイダンス、および長期的な100%以上のフリーキャッシュフロー転換目標を改めて再確認いたします。
当社は、利用可能なキャッシュフローのほぼすべてを自社株買いと配当を通じて株主に還元することを含む、リターン重視の資本配分方針に引き続きコミットしてまいります。
ガウラブ・カプール
引き上げられたガイダンスについて最後に述べますと、現在、調整後EPS(一株当たり利益)およびEBITDAを、レンジの中間値でそれぞれ14%および7%成長させると予想しています。念のためお伝えしておきますと、第4四半期の成長率は前年よりも稼働日数が少なくなる影響を受けますが、これは本年度のNSR成長率を4%〜6%とする再確認したガイダンスに織り込まれています。この影響を除けば、本年度のNSR成長率は引き続き6%〜8%と予想しています。以上です。
オペレーター、質問を受け付ける準備ができました。
オペレーター
ここで、質問をされる方は、まずスター(*)を押し、次に電話機のテンキーの1を押していただくよう皆様にお願いいたします。最初の質問は、シティグループのアビー・カプロウィッツ様からです。どうぞ。
アンディ・カプロウィッツ
はい、皆さん、おはようございます。
ガウラブ・カプール
おはようございます、アビー。
ララ・ポローニ
おはようございます。
アンディ・カプロウィッツ
トロイ、またはガウラブ、受注残の成長は明らかに比較的強力です。今年度のオーガニックな売上成長率の範囲に到達するためには、ガイダンスを達成するためにバーンレート(案件消化率)の向上が必要になると考えています。それを実現するには何が必要でしょうか?中東での問題が速やかに終息することを期待しているのでしょうか、それとも下半期に米州での業務がより速く拡大することを見込んでいるのでしょうか?
トロイ・ラッド
ええ。そうですね、アンディ、その質問はGauravに代わってもらいます。
ガウラブ・カプール
アンディ、ご質問ありがとうございます。おっしゃる通りです。弊社の受注残(バックログ)の伸びは非常に強力です。実際、海外事業の直近12ヶ月を見ますと、我々は1.4倍のbook-to-burn(受注対消化比率)を達成しています。
同時に、前四半期やここでの事前説明ですでに議論した通り、上半期には地政学的な問題による影響がありました。下半期に向けては、これまでの強力な受注残の伸び、先ほど申し上げたbook-to-burnを考慮すると、上半期に7%超の成長を遂げたデザイン事業で見られるような成長を支えるべく、成長が加速(インフレクト)すると予想しています。
ガウラブ・カプール
補足しますと、米州のデザイン事業は、第1四半期の政府機関の閉鎖、およびそれによる第2四半期への影響にもかかわらず成長しました。第2四半期には、閉鎖の影響を受けた連邦政府クライアントにおける受注および成約の回復が見られました。これが下半期に向けて好追い風になると期待しており、提示しているガイダンスについても自信を持っています。
トロイ・ラッド
アンディ、それについて少し補足させてください。年初の時点では、下半期に成長が加速することを予想しており、それは計画に組み込まれていました。明らかに、第2四半期において、英国事業と米州(AMS)事業では予想通りの成長が見られました。また、中東事業でも成長を予想していましたが、当然ながら、誰もが議論している理由により、それは実現しませんでした。
しかし、今四半期に我々が実際に確認できたことは、非常に重要なことでした。中東における受注残の伸びです。さらに四半期終了後も、中東の受注残に加わり続ける非常に大きな案件の獲得がありました。中東はかなり大幅に成長すると予想しています。
トロイ・ラッド
我々にとって予測が難しい部分は、第3四半期に正確にどのようなペースで成長するかという点です。とはいえ、当該事業の受注残があるため、中東における成長については非常に高い見通し(ビジビリティ)を持っています。
アンディ・カプロウィッツ
非常に助かります。トロイ、あなたが話している、AIが寄与したという主要な(marquee)受注案件について、その仕組み(メカニクス)がどのように機能しているのか、詳細を掘り下げたい(double-clickしたい)と思います。例えば、クライアントへのデリバリーに成功した場合、それは具体的に何を意味するのでしょうか?AIを使用しない同規模のプロジェクトと比較して、プロジェクトにおける工数や収益が低くなるということでしょうか?AIを使用しない同様のプロジェクトと比較して、この種のプロジェクトの潜在的な収益性はどの程度でしょうか?より詳細な説明(color)をいただければと思います。
トロイ・ラッド
はい、もちろんです。繰り返しになりますが、事前説明の中で我々の受注案件の一つについて指摘したかと思います。実際には、報告すべき受注が2件あります。それらの受注の合計額は10億ドル近くに達し、そのうちの1件は四半期終了後に決まったものです。
そのため、現在は受注残には含まれていません。
トロイ・ラッド
合意した契約モデルにおいて予想されるのは、それらのプロジェクトの収益が継続的に成長していくことです。AIを活用してデリバリーを行う際、そのことによって得られる利益を実質的に分かち合う仕組みを持っています。そのプロジェクトには、かなり大きなアップサイドがあります。繰り返しますが、クライアントとの契約について話しているため、あまりに詳細になりすぎないよう、具体的な数値の範囲は公表しません。
ただ、そのアップサイドを我々が意味のある形で享受できる機会は確かにある、と申し上げます。
トロイ・ラッド
他に私たちが経験していること、そしてこれが今回の件を通じて最も重要なメッセージだと考えているのは、今年中に2つの大規模なプロジェクト、および2つの大きな受注があったということです。また、これらのような大規模なプログラムやプロジェクトに関する協議において、受注率(win rate)が向上していることも見て取れます。売上の観点からは、このように考えていただければと思います。必ずしも、これらの特定の契約から(以前より)多くの売上が出るということではありません。
それらの契約において、マージン(利益率)が改善することになります。私たちが目にしているのは、私たちが作り上げた、実質的な競争優位性の結果として、収益機会が向上しているということです。詳細(補足説明)を話してもらうために、少しガウラヴに代わります。
ガウラブ・カプール
アンディ、トロイが話しているいくつかの契約について、もう少し詳しく説明します。もちろん、それらの詳細に踏み込むことはできませんが、概要をお伝えすると、これらはそれぞれが複数年契約です。具体的には、第1四半期に詳細をお伝えしたスコティッシュ・ウォーター(Scottish Water)についてですが、思い出していただければ、当時私たちはこのクライアントに対して実質的にほとんどエクスポージャー(取引関係)がありませんでした。しかし現在、私たちは、そのクライアントが欧州において(我々の管轄である)英国地域でこれまでに出した中で最大となる水関連の契約の一部となっています。
実際、水事業部門の観点から言えるのは、それが発注された中で最大の契約であるということです。四半期後に発生した2つ目の案件も非常に似たパターンであり、そちらについては現在、すでにそのクライアントとの取引関係があります。
ガウラブ・カプール
私たちが(再び)複数年ベースで受注したものは、現在のNSR(純サービス収益)ベースでの提供額の数倍に相当します。あなたが具体的に質問されている「それが工数ベースの売上にどのように影響するか」という点は、私たちが目にしていることの非常に直接的な結果と言えます。効率性を高めるテクノロジーを導入すると、クライアントはより多くのサービスを求めるようになります。なぜなら、当社のサービスへの需要が、歴史的に用意されてきた予算を時として大幅に上回るからです。
特にその契約においても、KPI(重要業績評価指標)がありますが、提供における効率性が高まれば、「ペイン・シェア(損失分担)」となります。正確には「ゲイン・シェア(利益分担)」はない、と言うべきですね。その契約にはペイン・シェアのメカニズムがあり、それによって、以前のゲイン・シェアに関するKPIには存在しなかった形で、クライアントと(リスクを)共有することが可能になります。
アンディ・カプロウィッツ
詳細な説明をありがとうございます。
トロイ・ラッド
はい。ありがとう、アンディ。
オペレーター
次のご質問は、ベアード(Baird)のアンディ・ウィットマン様からです。どうぞ。
アンディ・ウィットマン
ありがとうございます。今朝は私の質問を受けていただき感謝します。ガウラヴ、すみません。中東に関するコメントについて掘り下げたいと思います。
あちらで発生した遅延により、NSRが100ベーシス・ポイント減少したとおっしゃいましたが、利益への影響は売上ほど大きくはなかったとおっしゃいました。それは、連結対象の合弁事業(JV)であり、NCI(非支配持分)が減少したからでしょうか? 今年度のNCIガイダンスが約500万ドル下方修正されていることに気づきました。それが、予想利益と実際の利益への打撃との差(デルタ)だということでしょうか?
ガウラブ・カプール
はい。おはようございます、アンディ。その通りです。まさにおっしゃる通りです。
中東は、当社が多額のNCIを抱える唯一の地域です。規制上、サウジアラビアやUAEでは現地のパートナーを持つことが求められます。マージンへの影響は、NSRの未達分と(額が)同等になるわけではありません。ですから、事業に多少のマージンへの影響はあったものの、トロイやララが準備された発言(prepared remarks)で述べたように、英国、オーストラリア、米国が非常に好調であり、会社全体として運営面で予想以上に成果を出したことで、最終利益におけるそのわずかな未達をカバーすることができました。
アンディ・ウィットマン
はい、わかりました。それに関連して、キャッシュフローへの影響についてお話しされていました。中東における当四半期中の遅延の一部は、四半期終了後に解消されたようですね、それは良いことです。過去4、5四半期の請求残高(claims balance)を拝見すると、各四半期ごとにそれなりの金額で順次増加しており、それが続く可能性があるように見受けられます。
それについて詳細を伺えますでしょうか。もし4億ドルのフリー・キャッシュ・フローのガイダンスを維持し続けるのであれば、その項目に起因して、ビジネスの他の部分でどこかに相殺(オフセット)があるのかどうかお聞きしたいです。
ガウラブ・カプール
もちろんです。アンディ、もし何か見落としがあれば教えてください、改めてお答えします。通期ガイダンスについて具体的に申し上げますと、過去9年間行ってきたことと同様に、今年度のガイダンスを達成できると確信しております。では、まず質問の後半部分である「オフセットは何か」という点からお答えします。
過去9年間にわたり、当社がどのようにしてこれほど一貫してキャッシュを実現しているのか、その要因(ドライバー)を分析してきましたが、一貫した要因というものは存在しません。クライアントに関連して、地政学的および地理的な複数の問題を乗り越えていく際、当社は年間で3万5,000件から5万件の契約を遂行します。それにより、キャッシュを実現するための多様な経路が生まれるのであり、今年度も同様です。
ガウラブ・カプール
中東についてですが、おっしゃる通りです。4月から5月にかけて、中東事業におけるキャッシュ、つまり一部の前払金を含む現金回収は、想定通りの通常のペースに戻っています。これにより、これまでに獲得したいくつかの大型案件が、これら前払金の入金に基づいて、下半期にプロジェクトに取り組める体制が整いつつあると、改めて確信しております。最後に、提起された請求額についてですが、はい、これらは2019年度と2020年度に入札した2つのプロジェクトであり、非常に高い信用力を持つ2社のクライアントに関するものです。
請求に関して言えば、当社の見解では、これらの請求権は明確に存在します。
ガウラブ・カプール
実際、これまでに確認されている請求のうち4件については、これら2社のクライアントが解決プロセスを経ており、当社はそれぞれにおいて成功を収めています。ただ、解決プロセスが非常に遅く、長引いているだけなのです。プロセスにこれほど時間がかかっていることには、当社としても驚いています。時としてこのような問題に直面することがありますが、長年にわたる当社の業績をご覧いただければわかる通り、貸借対照表(バランスシート)の状態を回復させてきた非常に良好な実績があり、今回の2件についても自信を持っております。
アンディ・ウィットマン
ありがとうございます。大変助かりました。
オペレーター
次のご質問は、Truist SecuritiesのJamie Cook様から電話回線に入っております。どうぞ。
ジェイミー・クック
こんにちは、おはようございます。ご質問の機会をいただきありがとうございます。
ガウラブ・カプール
ジェイミー。
ジェイミー・クック
Gaurav、最初の質問ですが、AIにどれほどの投資を行っているのか、またそれが今年の利益率(マージン)にどのように影響しているのか、改めて教えていただけますか?売上高に対するEBITDA転換率は、依然としてせいぜい1桁台半ばにとどまっているように見受けられます。これらの投資が一巡した際、事業のEBITDA、あるいはオペレーティング・レバレッジがより加速し始めるのはいつ頃になるとお考えでしょうか。
ジェイミー・クック
2番目の質問ですが、クライアントに対してAIの能力や提供できる価値について話をされる際、アドレス可能市場(TAM)に変化はありますか?つまり、一部の顧客はAIや新しいテクノロジーを試したり、ビジネスのやり方を変えたりすることに前向きである一方、一部の顧客は依然としてレガシーで旧態依然とした手法に留まっているといった違いがあるのでしょうか。それがアドレス可能市場を全く変えないものなのか、伺いたいと思います。ありがとうございます。
ガウラブ・カプール
こんにちは、Jamie。ご質問ありがとうございます。まず、AIのレバレッジとマージンおよびEBITDA転換率に関する最初の質問にお答えします。今年の上半期、当社は年度初めに策定していた予想をわずかに上回る、良好で力強い利益率を実現しました。
以前お伝えした通り、20〜30ベーシス・ポイントを目標としていましたが、それを上回る結果となっています。これにはいくつかの主要な要因が組み合わさっています。第一に、米州事業がオーガニックに非常に堅調であり、増分マージンを牽引していること。第二に、組織全体に、毎四半期継続して改善し続けるという非常に強力なオペレーティング・カルチャーがあること。
第三に、ご質問いただいたAIのレバレッジについてです。第1四半期については、支出を約500万ドルに拡大したところでした。
ガウラブ・カプール
当社の2026年度の想定では、60〜70ベーシス・ポイントの支出を見込んでいます。実際、第2四半期において、その支出をフルスケールまで拡大しました。AIロードマップに1,300万ドルを投じましたが、これは約66ベーシス・ポイントに相当します。皆様が目にされている利益率の向上、すなわち上半期の営業利益率が前年同期の16.1%に対し16.5%となったことには、この増分投資が反映されています。
今後についても、Troyが先ほどの質疑応答ですでに述べた成長の観点だけでなく、初期の業績からすでに見えている結果に基づき、大きな自信を持っています。
ガウラブ・カプール
第2四半期にマージンに対して行っている66ベーシス・ポイントのAI投資を振り返ってみますと、米州地域の利益率は前年を上回って成長し続けており、すでに社内で開発・導入しているツールが恩恵をもたらしているため、前四半期比でもわずかに改善しています。これは、当社の国際事業を見るとより明確になります。国際事業は米州事業で見られるような堅調な成長はしていませんが、利益率は維持されています。これは、当社が開発したツールが、当社の労働力にとってのフォース・マルチプライヤー(能力増幅因子)となり、より効率的な提供を可能にしていることで支えられているためです。
この傾向は今後も続くと予想しています。
ガウラブ・カプール
ご存知の通り、ガイダンスに沿って、2027年度以降を見据えても、年度の半ばである現在、提示したガイダンス、利益率の進展、およびご質問いただいた転換率について、達成できるものと非常に強く確信しています。
トロイ・ラッド
Jamie、2番目の質問にお答えします。まず、クライアントが大規模で複雑なプロジェクトを抱えている場合、彼らはいくつかのことを求めています。提供される価値の向上を求めており、それはさまざまな形で実現されます。提供スピードの向上、コストの削減、あるいはより重要な点として、クライアントに対して提供する非常に複雑なアウトカム(成果)に関する確実性の向上です。
彼らはイノベーションを受け入れており、現在進めている対話を通じて分かっていることは、彼らが当社が提供するイノベーションを受け入れる用意があるということです。そうした対話は、実際にはそれほど困難なものではありません。2番目の質問である、これがアドレス可能市場を変えるかという点についてですが、答えは「イエス」です。
トロイ・ラッド
これにより、これまで有意義な形で参画できていなかった一部の市場へ、実際に参入する手段を持つことが可能になります。その一例がヘルスケアです。当社はこれまで、世界的なヘルスケア設計の分野には有意義な形で参画してきませんでした。しかし、現在、専門家が顧客との対話において、時間、複雑性に付随する不確実性、およびコストを削減するためのツールを構築しています。
これにより、新しい市場への参入がより容易になります。ヘルスケア市場はその好例です。
ジェイミー・クック
ありがとうございます。
トロイ・ラッド
ありがとうございます。
オペレーター
次のご質問は、ゴールドマン・サックスのアダム・ビューベス様から電話口にて承っております。どうぞ。
アダム・ブーベス
おはようございます。今四半期の建設マネジメント(CM)の収益成長と、受注対売上比率(book-to-bill)のトレンドについてお話しいただけますでしょうか。今後12か月間における、当該事業の成長の見通しについてどのようにお考えでしょうか。
トロイ・ラッド
はい、アダム。その質問にお答えします。CMについてですが、ご存知の通り、CM事業は大規模プロジェクト、特にそのタイミングに大きく影響を受けます。その意味するところをもう少し詳しく説明しますと、一般的にこれらのプロジェクトと最初に契約を結ぶ際、最初の数ヶ月間はT&M(工数・実費精算)のエージェンシー方式で業務を行い、設計やその他の要因においてクライアントを支援し、クライアントの意向に従って下請け業者を調達します。
その後、GMP(最大保証価格)契約を締結します。通常、エージェンシー業務を提供してから10ヶ月から20ヶ月の間となります。
トロイ・ラッド
設計が実質的に完了し、確実性が高まり、実質的にすべての業務が下請けに発注された段階で、CM事業における良好な受注対消化比率(book-to-burn)とNSR(純サービス収益)の計上が見られます。現在の状況としては、ニューヨークのJPモルガン・タワーなどの大規模プロジェクトがいくつか完了しています。また、過去数四半期に議論してきたスポーツ関連の案件やコンベンションセンターを含む、新たに受注したいくつかのプロジェクトが進行中です。現在はそれらのエージェンシー業務を行っている段階であり、これは今後6か月間続く見込みです。
私の予想では、2027年度、特に第2四半期以降から、収益の計上(revenue burn)が本格的に加速し始めると考えています。
トロイ・ラッド
それを推進するために、私の予想では、第3四半期、第4四半期には、これまでのプロジェクトの進捗特性上見ることができなかった、CM事業による良好なNSRの受注対消化比率への寄与が見られ始めると考えています。
アダム・ブーベス
承知いたしました。それとは別に、AIツールの拡張およびAI関連の買収を開始してから6か月以上が経過しています。マージン拡大目標を達成する能力について、予見性(visibility)が向上したかどうか、また、2027年および2028年のマージン拡大のペース(cadence)について、何かアップデートされた見解があればお聞かせいただけますでしょうか。
トロイ・ラッド
あなたが仰ったように、私たちは本当に、本格的にこれを約6ヶ月前に開始しました。これをいくつかの塊(フェーズ)で考えると、最初の3ヶ月は統合とチームの本格的な拡充に関連しており、それから、私たちがすでに取り組んできたものを、専門職の全従業員に対して効果的に展開していくことです。それは既に始まっています。ご存知の通り、従業員の大部分が、業務を支援する特定の種類のAIモデルやツールにアクセスできるようになっています。
同時に、事前の説明でも触れましたが、私が「モデル・パイプライン」と呼ぶものの構築にも実際に取り組んできました。それもまた、本格的に進行しています。
トロイ・ラッド
私たちが目にしているのは、チームの構築、および専門職が活用するAIツールの構築に投資してきたということです。しかし、今、それらのツールの活用による恩恵も再び目にし始めています。それが加速しているのが見えています。これらを踏まえた上で、私たちが経験していること、すなわち、今後3年間にわたって最終的にマージン(利益率)を改善するという道のりに対する確信が高まっているということです。
来年を見据えても、来年のマージン予想を達成する能力に対する確信が高まっていると言えます。
アダム・ブーベス
素晴らしい。ありがとうございます。
トロイ・ラッド
ありがとうございます。
オペレーター
改めて、質問をされる場合は、電話キーパッドの「*」を押してから「1」を押してください。次の質問は、Vertical Research PartnersのMichael Dudas氏からです。どうぞ。
マイケル・デュダス
おはようございます、皆様、そしてLaraさん。
トロイ・ラッド
おはようございます。おはよう、マイク。
マイケル・デュダス
Troy、あなたは事前の説明の中で、米国の連邦政府事業においてかなりのアップサイドの可能性があると指摘されました。その状況がどのようなものか、また、どの領域が50%のパイプラインに貢献できるとお考えか、改めて教えていただけますでしょうか。ワシントンD.C.における政府の予算編成プロセスの不確実性を改めて考慮した上で、今後6〜12ヶ月間で、そのXが受注残(バックログ)および収益へと転換されるのを、私たちはどのように考え、あるいは期待できるでしょうか。
トロイ・ラッド
はい、もちろんです。まず申し上げたいのは、私は防衛事業を当社のグローバルなクライアント層という観点で捉えているということです。明らかに、そのグローバルなクライアント層の中で最大のものは、米国政府、つまりここでの国防省です。総計として、これらすべての防衛関連クライアントは当社のポートフォリオの約10%を占めており、国防省は、その5%か、あるいは、おそらくは、それよりわずかに高い程度を占めています。
米国、そして世界中で見ているのは、そのパイプラインが約50%増加しているということです。
トロイ・ラッド
ご指摘の通り、資金調達の不確実性はさておき、パイプラインがそれほど増加している以上、その一部またはすべてに確実に合致する資金が確保されることは疑いようがありません。世界情勢を鑑みると、防衛へのより大規模な投資を確実に後押ししていると考えています。繰り返しになりますが、米国、英国、オーストラリア、カナダのクライアントとの長期的な関係を通じて、当社の防衛事業の成長に向けた多くの機会が見えています。
マイケル・デュダス
ありがとうございます。先ほど、関係性のあり方についてお話しいただきましたが、ハイパースケーラーとの新しい関係や、電力分野の機会についても触れられました。このサイクルにおける今後数年、あるいは6ヶ月から数年間のAECOMのサービス需要を予測する際、ハイパースケーラー側の顧客による機会が増えるとお考えでしょうか、それとも電力分野の送配電(T&D)事業の機会の方が多いのでしょうか、あるいはその両方の組み合わせが成長に大きく影響するのでしょうか。
トロイ・ラッド
繰り返しになりますが、私たちが経験しているのは、これら3つの市場すべてにおいて機会が生じているということです。ハイパースケーラーがその重要な一部であることは間違いありませんが、最終的に計算能力の増強を支えるためのサプライチェーン内において、かなりの額の支出が行われています。これは、当社のポートフォリオ全体にわたるものです。大きな分野としては、明らかにデータセンターへの投資が挙げられ、それは、環境プロセスから完了に至るまで、あらゆる工程を網羅しています。
エネルギーと送電もまた、その重要な一部です。私たちはこれを、当社にとって幅広い機会として捉えています。これは、当社の幅広いクライアントへの提案内容とも合致しています。
トロイ・ラッド
当社の事業内において、どれか一つの要素が他を圧倒しているということはありません。
マイケル・デュダス
ありがとうございます、トロイ。感謝いたします。
トロイ・ラッド
はい、ありがとうございます。
オペレーター
次のご質問は、UBSのローレン・サリバン様からの電話回線です。どうぞ。
ローレン・サリバン
こんにちは、ご質問の機会をいただきありがとうございます。質問ですが、予想よりも少し立ち上がりが遅かった中東における最近の受注案件について、その立ち上がりのペースに関して、ガイダンスにはどのようなものが組み込まれていますか?
トロイ・ラッド
はい。その質問についてはGauravに答えさせます。
ガウラブ・カプール
こんにちは、Lauren。私が答えましょう。中東における成長に関して具体的に申し上げますと、上半期は縮小しましたが、下半期には、Workdayの影響を除いた4%〜6%、およびWorkdayの影響を含めた6%〜8%という当社のガイダンスを支える成長が見られ始めると予想しています。私たちが成功を収めてきた、そして四半期終了後も継続して受注している具体的な機会については、Laraに詳しく話させます。
ララ・ポローニ
ありがとう、Lauren。もう少し詳細を説明します。年初来、中東事業における、いわゆる「エンタープライズ・クリティカル・パースーツ(重要案件)」については、100%の勝率を収めています。これらの最近の受注に加え、例えばアラブ首長国連邦(UAE)における運輸関連業務のパイプラインの拡大についても自信を持っています。
また、現在サウジアラビアで起きている転換、つまりスポーツやエンターテインメントへの継続的な投資という点においても、当社は有利な立場にあると考えています。当社はそれらのクライアントの多くとすでに取引関係にあり、それに関連する業務や、リヤドのダウンタウンにおける複合用途開発など、非常に多大なポートフォリオとパイプラインが存在します。中東全体のポートフォリオを見渡しても、長期的には継続的な成長についてポジティブに捉えています。
ローレン・サリバン
わかりました。理解しました。追加の質問ですが、今後数年間でAIへの投資はどのように進化していくとお考えですか?例えば、投資の種類や規模に何か変化はありますか?
トロイ・ラッド
そうですね、いいえ(変化はありません)。財務的な観点から、チームやこれまで構築してきたものについてお答えすると、それらは時間の経過とともに、比較的横ばいであると考えていただいて構いません。私たちが目にし始めており、今後も目にすることになる、そして成長し続けるものは、明らかにビジネス全体の収益性の向上、そして間違いなく当社のマージンの向上です。将来を見据えた際、これらの投資に対して十分なパフォーマンスが出ているか、あるいは大きなリターンを得られているかを判断する方法としては、来年以降、間違いなくマージンの向上が見られることになります。
ローレン・サリバン
わかりました。ありがとうございます。
トロイ・ラッド
ありがとうございます。
オペレーター
現時点では、これ以上の質問はございません。結びの挨拶のため、これより進行をトロイ・ラッドにお戻しいたします。
トロイ・ラッド
ありがとうございます。オペレーターの方、ありがとうございました。本日は電話会議にご参加いただき、皆様ありがとうございます。今四半期、激動の環境であったと言える状況下において、素晴らしい仕事をして成果を上げてくれたAECOMのすべての専門家および従業員に対し、必ず感謝の意を表したいと思います。
ありがとうございます。皆様、ありがとうございました。
オペレーター
皆様、以上をもちまして本日の電話会議を終了いたします。ご参加いただき、ありがとうございました。これより、回線をお切りください。